2色成形(ダブルモールド)とはdoublemolding
2色成形を選択するメリット
- 工数を削減してコストダウン!
- 製品品質のアップと安定化
- 多様なデザインに対応し製品価値を高める
こんなところで活躍!2色成形製品
- 車のパネル等
自動車の部品 - 携帯電話の
メッキボタン - 電気工具
- エレベーター等
の昇降式ボタン
2色成形の工程

- 1次側の金型を型締めして樹脂(1種類目)を射出
- 型開きをして金型を180度回転させ、2次側の射出機へ移動
- 2次側の金型を型締めして樹脂(2種類目)を射出
- 型開きをして完成
陣内金型工業の2色成形の特長feature

2色成形がコスト削減に長けているとはいえ、その元となる金型の製作ももちろん重要です。
当社では金型を自社で製作・改造する機能を有しているため、無駄な時間とコストを削減することができます。
また、当社では、小ロット生産に適した金型を作成しています。量産型の場合は、一度に複数個の生産ができるようにしたり、量産に耐えうる耐久性を考慮して作成しますが、当社では小ロットに適した金型設計(当社の専用ベースを流用しての駒仕様)を行うことで、コスト削減を実現しています。
生産体制も小ロットに適した体制を整えています。例えば量産品のメーカーの場合、射出成形機の段取り替えをなるべく減らす方向で生産体制を組んでいます。よって小ロット生産になると段取り替えの回数が増え効率が悪くなるので、価格を高く設定します。
当社では小ロット品を前提としていますので、段取り替えの回数が増えても効率を保つノウハウがあります。このような積み重ねで小ロットに特化した生産体制を整えています。
小ロット品の場合、設計変更が頻繁に入る場合があります。当社は自社で金型設計の技術陣がいる強みを活かし、お客様からの設計変更にも柔軟に対応できる体制を整えています。もちろん、変更のご要望をすぐに金型に反映することも可能です。
2色成形は高い金型設計能力が求められる成形技術です。当社では早くからこの技術に取り組んでおり多くの実績があります。
相性の良い材料の組み合わせ、作業工程の削減、品質の安定性を使用用途に合わせて最良のご提案をさせていただきます。
当社ではお客様への品質保証の一貫で、図面に基づく全箇所測定を実施しております。新規品はもとより、改造におきましてもスピーディーに情報開示します。
陣内金型工業の2色成形製品事例cases
2色の底面メッシュ植木鉢(室内インテリア用)
当社オリジナル商品です。2色成形で製作した、小型の可愛いカラフルな植木鉢です。室内で卓上に置き、観葉樹等を楽しめます。
(詳細を見る...)
2色成形についてのよくある質問FAQ
2色成形はどんな材料での製作が可能ですか?
2色成形品を使用していると、合っていない素材を使っていた場合に剥離してしまうことがあります。
熱可塑性プラスチック全般(ABS・アクリル・POM・PP・PC 等)、ガラス入りプラスチック、各種エラストマー(ゴム弾性を持つ熱可塑性プラスチック)等、多種多様な素材に対応できる2 色成形ではありますが、素材の組み合わせには注意が必要です。 当社では製品の用途や使用環境などを詳細におうかがいし、最適な素材をご提案することも可能です。まずはご相談ください。
2色成形に向いている製品はどのようなものがありますか?
エレベーターのボタンや車のエアコン表示パネル等は、印刷の代わりに数字部分に光を透過する素材を使用して2 色成形を行うことで、バックライトが透過する認識性の高いボタンを実現することができます。
異素材、多色の組合せが可能なので、電気工具、電化製品の部品などデザイン性を持たせたいものや、ユーザーの使用感を高めたいものに向いています。
2色成形とインサート成形の違いを教えてください
一般的にインサート成形は金属部品(ネジ、板金)なのどの部品を金型に装着して樹脂を射出成形する手法です。
2色成形とは、異なる材料同士を組み合わせて一度に成形加工する工法です。
成形の手法、工程が異なり全く別の目的で製造されます。ご希望の製品がどの工法に適しているかもアドバイスすることができますのでご相談ください。
2色成形製品の納期は大体どのくらいを見ておけばよいですか?
金型の製作にとりかかってからおよそ20日程度が目安です。作成する物や諸条件により前後することがあります。お見積もり時に納期はお伝えいたします。お急ぎの場合も対応が可能なことがありますので、ぜひご相談下さい。
オリジナル製品の製造も承りますoriginal

陣内金型工業は、小ロットの射出成形品に特化したメーカーです。
金型を自社で製作・修正する機能を有しているため、お客様のオリジナル製品の製造も承ります。
ぜひ2色成形は陣内金型工業にお任せください。